旅にでよう、ぷちにゃをもって。
カバンに荷物をつめるときから、旅は始まっている。 何個かの、ぷちにゃを前に「これはモバイルケーブル」「これはインナー」「これはアメニティ」 濡れても平気でクッション性があり、なにより軽い。旅先で汚れたら洗えて、すぐに乾く。 何個もつめた、ぷちにゃ。
飛行機に乗る。 でか猫ぽーちピアスもでにゃっくすもまるで体の一部。長旅も、気にならない。 隣にすわったひとがシュールな猫の顔を見て、顔がほころぶ。 「それは、なんですか?」 ひととおり、説明をしてみる。 「メイドインジャパン、しかも石巻」とちょっぴりだけ、誇らしげに言う事ができる。 私たち日本人は東日本大震災後、原発事故等により、すこし自信を失っている。 もっと日本を見つめよう。自分たちでできることを考えよう。
旅先で、同じ顔のぽーちをぶら下げた人を発見する。おもわず、同志のような気持ちになる。 ぷちにゃは、ほんの小さな小物だけど、世界中を飛び回りました。シュールなこの猫の事を日本を、石巻を。少しでもおもいだしてもらえたなら。 今日も、どこかで旅のお供にされているでしょう。 ぷちにゃをもって、旅にでよう。足どり、軽く。